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筍寿司

京都に移り住んで季節を一巡しました。
初めての春です。
裏庭は鶯のど自慢大会が夜明けとともに始まり、日暮れまで続きます。
桜が終わるとあれこれ新緑が芽吹き始め、陽の気が満ち満ちて、それはそれはエネルギッシュです。

冬の間は枯れてしまったのかと思うほど、からっからの枝だけになっていた山椒の木も、ちゃんとにょきにょきと若芽が芽吹いてなんともかわいい木の芽が出てきまし♪♪
木の芽といえば。。。筍!!
そう!筍を買いに行かなくっちゃ!
朝いちばん車を大枝へ走らせて白子筍を買ってきました。
この時期になると筍産地の一つ、大枝でもあちこちに農家直売所のテントが立ち、朝採れの白子筍が販売されます。
”立派ないっちゃんえーやつ”は料亭に行くのだろうけれど、家庭料理では十分な京都ブランド白子筍が買えるのです。

白子筍は灰汁がほとんどなく柔らかいため、米ぬかを使わず茹でるだけ。
採れたてをできるだけ早く茹でなくてはえぐみが出てしまうので、急いで帰宅し茹で上げました。
この贅沢な白子筍を使ってまずは母譲りの筍寿司を。
母は春になると毎年この筍寿司を作ってくれました。
母のはお揚げさんと筍を甘ーく炊いて、しっかりすし酢に和えたものでした。
甘い具とパンチの効いたすし酢でおかずいらず。
これはこれで母の味で大好きでしたが、私のは筍の香りと食感を引き立たせた、薄めのお味に仕上げています。
裏庭の芽吹いたばかりの木の芽を摘んで散らして完成です。
筍を食べると『わー春やなぁ~』と嬉しくなりますね。
筍の食感と香り、木の芽の風味が合わさってお口いっぱいに春が広がります。
旬のものをいただくってなんとも贅沢です。


筍のシーズンはもうちょっと続きますね。
さあ、次は何を作りましょうか♡




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